2012-07-01から1ヶ月間の記事一覧

日本2.0 思想地図β vol.3 やっと入手   「憲法2.0を国会で審議しろデモ」始まらないかな。

なかなか手に入らず、いらいらした「日本2.0」、やっと今日get! 新たな憲法(憲法2.0)を起草する、壮大と言うかむちゃくちゃロックな試み。 (はい、RockとJohn Lockeをかけてみました)日本2.0 思想地図β vol.3作者: 東浩紀,村上隆,津田大介,高橋源一郎,…

中国化する日本   タフなリベラル化する日本の方が良いと思うのだが、、、

日本の歴史ストーリーや見方が変わると話題の「中国化する日本」を読んだ。 確かに、西洋化・近代化・民主化という切り口で明治以降の歴史を学んだものとしては、目から鱗が多く、おもしろい。一貫したパースペクティブで、日本の中世以降、ポスト3.11ま…

脱原発を方向付けたドイツ倫理委員会の実情  倫理委は日本でも出来るかな?     

ドイツが脱原発に舵を切った時に、メルケル首相が最も重視したドイツ倫理委員会の委員ミランダさんに対するインタビュー記事。 非常に参考になるのでスクラップ&メモ。「国民的議論」をいかに進めていくか 〜ドイツ倫理委員会の実情と脱原発へのプロセス ミ…

オスプレイ問題って、結局のところコミュニケーション問題では  

日米両政府が米海兵隊の新型輸送機オスプレイの沖縄配備を決め、経由地の岩国基地に陸揚げされており、大きなニュースになっている。オスプレイに関して、いろいろな問題が指摘されているが、本当のところ何が問題なのかわかりにくい。 結局のところ、日本政…

スクラップ 政府原発事故調

東京電力福島第一原子力発電所事故で、政府の事故調査・検証委員会は23日、再発防止と被害の軽減に向けた提言を含む最終報告をまとめ、野田佳彦首相に提出した。スクラップのみ時事ドットコム 畑村洋太郎委員長は、報告書について「被害者の視点で十分まと…

山本七平 「空気の研究」  山本さんのアフォリズムをポスト3.11のメディア報道の中で読む(3)

先日書いた、 山本七平「空気の研究」 日本のファンダメンタルをポスト3.11のメディア報道の中で読む(2)の続き。 http://d.hatena.ne.jp/morissk/20120715この本のシリーズの最後に、山本さんのアフォリズムと、ポスト3.11のメディア報道について…

2012年情報通信白書を読んで  スマート革命に乗っかるためには技術標準化戦略が重要かな

ICT

総務省は、情報通信白書を公表した。Webサイトで公開されている。 http://www.soumu.go.jp/main_content/000168294.pdf 情報通信白書は、ICT(情報通信関連)の現状や、情報通信政策の動向と、特集・トピックスなどをまとめている。1973年より作成されて…

はてな市民になりますた  少し振り返って

昨日は、ネットにアクセスできなかったのだが、今日見るとHatenaさんから「はてなダイヤリー市民」になったとのお知らせ。 そうか、30日書いたのか。。。少し、振り返り。突如、何も考えず書き始めたblog。ふと目に入った、部屋に飾ってある映画のポ…

原発依存度0%、15%、20−25%をイメージしてみる  0%シナリオは、それほど過激じゃないなあ

2030年の原発依存度を決めるための「国民的議論」。パブコメ、意見聴取会、討論型世論調査(DP)が参加スタイルとして用意されている。 DPについては、前に書いた。 討論型世論調査(DP)って、何だ? 日本の民主制2.0の一つになるかな http://…

千葉市長インタビュー  トップこそコミュニケーション能力が重要だなあ

千葉市長のインタビュー記事がおもしろく、メモ。 地方行政自治はトホホが多いが、しがらみがなく、若い実行力がある市長が動くと、変わる可能性=希望 が感じられる。 今、若手に対してコミュニケーション云々という話が多いが、トップこそコミュニケーショ…

討論型世論調査(DP)って、何だ?  日本の民主制2.0の一つになるかな

「エネルギー・環境の選択肢に関する国民的議論の進め方について」が7月13日に発表されていたらしい。 これは、2030年時点の原発の発電比率を「0%」「15%」「20〜25%」の3シナリオから選ぶときに、国民の議論を踏まえて決める、その進め方を示…

山本七平 「空気の研究」  日本のファンダメンタルをポスト3.11のメディア報道の中で読む(2)

先日書いた 山本七平 「空気の研究」 ポスト3.11のメディア報道の中で読む(1)の続き。 http://d.hatena.ne.jp/morissk/20120708/134171308前回は、抗えない空気ができる必要十分条件と、それをポスト3.11のメディア報道の中から拾ってみた。 その…

2012年の電力自由化骨子が固まる、、  これで電気代が安くなるわけじゃない中、自主的な電気利用を少し考える

経済産業省の電力システム改革専門委員会は、7月13日に「電力システム改革の基本方針」を決めた。ポスト3.11時代、日本も大きく「電力自由化」に向けた動きを始めることになり、期待している。 検討課題は山積みだが、自由化=市場化でユーザがメリッ…

福一国会事故調報告書に対する欧米メディアの批判、、、「MADE IN JAPAN」が、まんま世界に流通する時代と思うゆえに、同報告書を擁護する

福島第一原発事故に関する国会事故調の報告書は、英語でも紹介されているため、海外の論調も盛んだ。海外でも、福一の原発事故の関心は高いし、当然と思う。 日本国内のメディアは、海外の反論を面白がって紹介しているが、それに釣られて、今回の事故調報告…

yahooメール広告の問題   原発みたいに、国と事業者がズブズブにはならないよね

Yahooが8月から始める予定のYahooメールでの広告配信が話題になっている。 規制官庁としての総務省が、「通信の秘密」の侵害に当たるかどうか調査する考えを明らかにしており、どうなるのかという業界問題。ただ、ユーザメリットとプライバシーというトレー…

釣って、釣られて、、SNS時代のマーケティング

昨日、久々の友人と飲んで旧交を温めた。その中で出たSNS時代のマーケティングよもやま話を少し。80年代に学生を過ごしたオヤジ達が飲むと、最初は必ず、如何に自分はバカなことを考えているかという自慢話になる。それに飽きると、営業ネタにもなりそうなひ…

国家戦略会議の長期ビジョン報道をネタに、、  メディア報道にはご用心  

政府の国家戦略会議(議長・野田佳彦首相)の長期ビジョンを検討する有識者会議「フロンティア分科会」(座長・大西隆東大教授)が答申報告書を出した。ネットでは、その報告書自体よりも、オンライン報道、具体的には日経新聞のオンライン版、が大きな話題…

山本七平 「空気の研究」  ポスト3.11のメディア報道の中で読む(1)

鴻上尚史「空気」と「世間」や、冷泉彰彦「上から目線」の時代 を先日ブログに書いた流れで、名著の誉れ高い 山本七平氏の「空気の研究」を読んだ。 そして、福島第一原発の国会事故調の最終報告書に目を通した後、もう一度読み直した。「空気」の研究 (文春…

人災 MADE IN JAPAN  −国会事故調の報告書から見える ”悪い日本的なもの”

7月5日、福島第一の事故を検証する国会事故調が最終報告書を提出した。各メディアとも、今回の原発事故を「人災」と位置付けた同報告書を大きく取り上げ、概ね高い評価をしている。 今回の事故で指摘された人災は、あまりに日本的な、MADE IN JAP…

日銀 地域経済報告とか各種景気動向調査から、つらつら個人消費の情況を考える

今日は、日銀 地域経済報告(さくらリポート)をはじめとして、いろいろな景気動向調査結果が出ている。年央であり、年度でいえば第一四半期が過ぎた時期だから、サイクル的な経済動向発表だ。 僕は景気ウオッチャー型エコノミストでもないので詳細な分析な…

財務省マジックってそういうことだったのか会議 これは野田さん巻き取られるなあ

前年度の国の財政 剰余金を巡っての話。野田さんを操る財務省マジックの一端が見える。まずは、日経の記事 ■補正財源、2兆円規模 政府、剰余金全額活用を検討 http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS0203U_S2A700C1EE8000/ 財務省は2日、2011年度の国の一…

イケイケ太陽光発電にあるサンデル先生流の正義・公共問題

7月に入って、太陽光、風力など再生可能エネルギーの普及を促す「固定価格買い取り制度」が始まった。太陽光事業など新たなビジネスを立ち上げるためのインセンティブ制度が開始されることになる。メガソーラー、各地で始動 熊本・長崎でも計画 −買い取りス…

冷泉彰彦 「上から目線」の時代  その次の時代のコミュニケーションを薄ぼんやりと考える

冷泉彰彦氏が「日本語におけるコミュニケーション不全の問題と向き合う中」で書かれた今年発行の本。身近な事例が豊富に挙げられていて非常に分かりやすく、かつ今の日本のコミュニケーション状況を考える上でとても参考になった。 そして、まとまりはないが…