大飯原発、7月再稼働 首相が最終判断

大飯原発、7月再稼働 首相が最終判断
http://www.47news.jp/CN/201206/CN2012061601001065.html

”政府は16日、関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働を正式に決めた。野田佳彦首相が再稼働について「政府の最終的な判断とする」と表明した。福井県の西川一誠知事が官邸で首相に「同意する決意をしたい」と伝えたことで、地元の一定の理解が得られたと判断した。”

再稼働という判断は、この夏の関西の電力事情を考えると、適切と考えることはできる。が、ここ1年近くのプロセスを見ていると、全く正当性がない判断ともいえる。関電は、原発再稼働以外の火力増強とかのオプションをする気がなかったし、野田さんが力説した安全判断を下すにいたった評価プロセスもスカスカ。1年間近く、新たな電力供給の可能性を考えることをさぼっていたら、再稼働しかないということになりました、、というニュースの気がする。
関電や原子力安全委員会保安院がわざとさぼって、この再稼働の結論に誘導したという見方もできるし、もう新たな可能性を考える力がなくなったという見方もできる。前者は今までどおりのお手盛り政財官の仕組みの継続、後者は、関係者自体の劣化。
なんか後者のような気がするなあ。